以前ご紹介した、現在渋谷区の全小中学校で行われている「シブヤ科」のプレゼン大会が行われるとのことで、
今年もご招待いただき代々木中学校へお邪魔してきました!今回見学させていただいたのは、2年生のポスターセッション。
それぞれのグループが自分たちで決めたテーマを象徴するポスターを作成し、そのテーマについて問題点や解決案をプレゼンする場です。
前回とは趣旨の違った発表会ということで、編集部もワクワク!さあ、どんなプレゼンテーションが繰り広げられるのでしょう?
昨年の様子やシブヤ科についてはこちら→Click!
発表会は、ファシリテーター代表の小林さんの挨拶からスタート。
「見学者に伝わるように想いを込めて」との言葉によって生徒たちのモチベーションも上がります。
続いて社会活動探求家のばれん太さんからも期待いっぱいの挨拶があり、いよいよ発表会がスタート!
発表会の流れは、各グループがそれぞれテーマと作成したポスターについて説明し、その後質疑応答の時間があり、フィードバックを受けるという構成。
それぞれのグループは決められた時間内で全てを網羅しなければなりません。
制限時間がある中で目的を果たしたり、簡潔に伝えるべきことを相手に伝えるという能力は、社会人にとって大きな強みになるはず。
忙しい社会人にとってタイムマネジメントはとても大切で、常にファシリテーション力が問われますからね!
今回は「渋谷がもっと良い街になるように課題を自分たちで見つける」ことがお題となっていて、
37グループそれぞれが渋谷区が直面する課題を調査し、
自分たちで発表テーマを決めてリサーチ、フィールドワーク、インタビューを通じて課題解決を目指す活動の集大成となる会でした。
「渋谷=ゴミ」とイメージする人が多いからか、渋谷のゴミ・ポイ捨て問題の深刻さは生徒たちも感じているようで、
これをテーマにしているグループが多かった印象です。
それでは、ざざっとポスターをいくつかご紹介!
本当は全てご紹介したいのですが、できないのが心苦しい!
放置自転車も渋谷の抱える課題のひとつ。
ハロウィンも渋谷ならではの問題ですね!
落書きも増えました…。
都会ならではの問題です。
代々木公園のような大きな公園はあっても、自由に遊べる公園が少ないんですね。
現代社会が抱える問題提起も!https://journal.yoyogiuehara.city/?p=888&preview=1&_ppp=e324dd57a7
ご紹介したのはほんの一部のポスターですが、どれもみなさんしっかり調査されて、説得力のあるプレゼンでした!
発表会の最後を締めくくるのは校長先生の言葉。
校長先生は、シブヤ科が小学校でも始まっているので、見学に行ったそうです。
小学生でも似たような課題をテーマに授業をしていたようで、
フィードバックなどがかなり活発だった印象とお話されていました。
今の2年生が3年生になり、小学生が中学に上がってきた時、
すでにシブヤ科に慣れている子たちが中学に入ってくることになります。
新入生に負けることのないよう、3年生もフィードバックに力を入れ、
負けないように積極的に活動に取り組んでほしいと校長先生はお話されました。
2年生が今回取り組んだそれぞれのテーマは、3年生になってもシブヤ科で引き継がれ、
さらに掘り下げていくことになるようです!
ここからどのように発展していくのか、代々木上原新聞も楽しみにしています!
取材:大野清和・hazuki
文:hazuki